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いくつになっても背比べ

執筆者の写真: 井本整体フランス支部井本整体フランス支部

こんにちは、井本整体フランス支部です。


8歳になる娘が最近毎朝自分で身長を測っています。

メジャーを持ってきて、壁にくっついて自分の頭に本を乗せています。

学校では身体測定がないので、正確に何センチかわからず、

でもクラスの中で2番目に小さいようだ、というのが気に入らず、

早く「130センチある」と公式に発表したいそうなのです。


一度「身長測ってー」と頼まれたことがあり、

本を頭に乗せて測ったら、「んー128センチ」。

この結果が気に入らず、その後頼まれることはありませんでした。

「そんなに毎日(時に1日2回)測っても伸びないよー」と言っても、

これでもかと背伸びしないギリギリまで背筋を伸ばして頑張っています。


そういえば、人体力学体操を習慣的にするようになってから

「あれ、背伸びた?」と言われたことが何回かありました。

確かに体操をするたびに、頭の上から細い糸で引かれるように

すっと体が伸びる気がします。

体が緩んで、いろいろなところに隙間が再生される、そんな印象を受けます。

もう成長が止まってからだいぶ年月が流れていますがが、

「背伸びたね」という言葉、何歳になってもちょっと嬉しい気持ちになりました。


 一方、少しずつ身長が縮んでいる私の両親ですが、

一昨日、毎年行っている市の健康診断に行ってきたそうです。

先に父が身長体重を計測するので、母はカーテンの後ろで待っていたとのこと。

すると、カーテンの向こうから、「ええっ!!」という父の声。

「いや、そんな小さかったかなぁ。ちょ、ちょっと、もう一回!」

それを聞いて呆れ気味の母。「もう87歳なんだから当たり前でしょ!」と

父と交代でカーテンの後ろへ。

数秒後に「ええっ!!」と全く同じ声が出たそうです・・・。


木の葉が色づき始めた街並みの中、

すっと背筋を伸ばして秋の散歩を楽しみたいと思います。


それでは à bientôt !













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