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ここぞのセリフ「歯よ」

  • 執筆者の写真: 井本整体フランス支部
    井本整体フランス支部
  • 4月8日
  • 読了時間: 2分

こんにちは、井本整体フランス支部です。


昨年出産した知人から連絡が来ました。

「歯が痛そうで、どうしても赤ちゃんが泣き止まないんだけど、

何かアドバイスない?」


あれ、赤ちゃんまだ4ヶ月じゃなかったっけ?もう歯が生える??

忘れかけた子育てを必死に思い出しても、4ヶ月で歯は生えてこないのでは・・・


話を聞くと、泣き止まない赤ちゃんを見たら、なんだか歯茎が腫れているように見えて、

これはきっと歯が生えるから、その不快感が原因で泣いているのでは、とのこと。

でも歯が生えるにしては相当早いので、

知人のママがどうして歯が原因だと思ったのか、不思議だったのですが、


そういえば!と膝を叩きました。

子供達がまだ歩かない頃、お散歩したり、家族で集まったりした時に

ちょっとぐずったり泣いたりすると、

「あー、歯が生えるのよ」「これは歯よ」「歯が生えるから気持ち悪いのよねー」

と、いろんな人に何度も言われたことを思い出しました。

堂々と「歯よ」と言われると、「歯か・・・」と思ったりもして。

赤ちゃん本人に聞くことはできないので真相はもちろんわからずですが、

泣いてる赤ちゃん(生後数ヶ月から1歳前後)がいると、とてもよく聞くフレーズ。

なんとなく長い間言い継がれてきたような貫禄さえ感じて、

フランスの子育て文化の一面に触れたような気がしていました。


井本先生のご著書で知ったことは、「歯が生えるのはなるべく遅い方がいい」。

最初に読んだときは「へーそうだったのか!」とびっくりしました。

早く歯が生えたり、早く歩いたりすると褒められるという印象があったので、

そっか、遅くていいんだ、と安心したのを覚えています。

知人には「赤ちゃん栄養たっぷり摂っているし、歯が生えるにはまだ早いから心配しないで大丈夫だと思うよ」と伝えることに。


ところで日本では、90歳を目前にした父がまた「歯が痛い」とぼやいていました。

「歯が痛くてさぁ、なんか歯茎が腫れてるみたいなんだなぁ。薬局で痛み止めでも買って飲もうかなー」と電話口の父。

ふーん・・・って、ほぼ総入れ歯でしょ!

結局、入れ歯が歯茎にぶつかって腫れていただけで、調整してもらったら「絶好調!」とのこと。

行き場がなくて困ったであろう痛み止めに同情するばかりです。


それでは à bientôt !










 
 
 

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