ようやく夏らしい気候になりました。
澄み切った青空、爽やかな風、
文句の付けようがないこの僅かな時期を、
周りのフランス人も思い切り楽しもうとしているのがわかります。
フランスで挨拶と言えば、握手や、頬にビズ(キス)をするのが一般的です。
1年前までは、家族や友人知人が集まると、まずはビズを全員として物事が始まっていましたが、
接触することが減った今、日本のように距離をとって言葉だけで挨拶することがほとんどです。
握手はビズはできなくても、ひじとひじをぶつけて挨拶する人もよく見かけます。
肩ても膝でもお尻でもなく、手の補欠部員として肘が活躍しているようです。
フランスのみならず、色々な国でこのジェスチャーが見られると言うことは、
国境を越えた自然な動きなのかもしれませんね。
ひじは、どちらかと言えば、相手を押しのけたり、突っ張って見せたり、
そのとんがったイメージが先行していたように思いますが、
ひじとひじをチョンとぶつけて挨拶するようになるなんて、
ちょっと角が取れて丸くなりそうです。
そんなひじは呼吸器と関連しています。
呼吸は人間が生きるために必要不可欠なこと。
深い呼吸で体に充分な酸素と栄養が届けられることは、
体の不調を解消する大きな鍵となります。
長時間のデスクワーク、育児や介護などで腕を使いすぎると、
呼吸器に負担をかけてしまいます。
腕の疲れを感じたとき、呼吸がちょっと苦しいとき、
ひじ湯をすることで、ふわっと呼吸器が緩み、体が軽くなる感じがします。
ひじが呼吸器と関連している所以なのです。
挨拶でも活躍するようになったひじ。
ひじ湯でその活躍をねぎらいつつ、呼吸器を緩めてみませんか。
Youtube人体力学・井本整体公式チャンネル
「ひじ湯」はこちらからご覧いただけます。
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