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執筆者の写真井本整体フランス支部

新春、春の体

新年明けましておめでとうございます。井本整体フランス支部です。


2023年が皆様にとって穏やかな年になりますよう、心よりお祈り申し上げます。


年末年始いかがお過ごしでしたでしょうか。

フランスは冬とは思えないぬるっと暖かい空気に覆われ、湿気が多い日が続いています。

スキー場に雪はなく、南西部は元日に20度近い気温を観測。

ホットワインを両手に挟んでぬくぬくと過ごすお正月のイメージはなく、

浜辺で水遊びをする家族連れの姿がテレビで流れていました。


季節の移り変わりを明確に線引きするのは難しくなっていますが、

体もその難しい変化に対応しようと頑張っています。


井本整体機関紙『原点』2021年3月号に、早川先生による季節のワークショップの記事が掲載されています。


テーマは、

“冬から春、あなたの体に起きること、「春の体」ってなぁに?”


1月に入ると様々な症状がで始めることがあります。

息苦しさ、眩暈、動悸、せき、鼻水、関節の痛みなどなど、症状は多岐に渡りますが、

これは「春の体に入ってきている」ため、その準備を完了するために、

つっかえている部分を緩めようとして出る症状だそうです。


春に入ると骨盤から緩みはじめ、肩甲骨、後頭骨の順に緩んで春の体への準備が完了するとのこと。

それに伴って現れる症状は、体の自然な働きによるもので、

まだ冬の設にこもっている間にも、体は先に季節の変化に対応しているんですね。


そういえば以前、「冬にたくさん食べて体に溜まった脂肪分などを、草などを食べて下痢と一緒に排泄する。七草粥はそういう意味でよくできている」と言う話を聞いたことがあります。

確かに、イメージするだけでも体が喜びそうで心身スッキリ軽くなりそうです。


フランスのクリスマスでは、シャンパンに始まり、フォアグラや魚介類の前菜、詰め物をした鶏の丸焼き、はたまた牛肉のパイ包み、付け合わせにはたっぷりのじゃがいも、それをワインと一緒に、数時間かけてたっぷり楽しんだ後、ドドーンとクリームたっぷりクリスマスケーキ・・・と言うことも多く、冬のバカンスはついつい食べ過ぎに。


1月初めは胃を休めるにはいい季節なのですが・・・


今日1月6日、公現祭のお祝いにフランスで食べるのは、ガレット・デ・ロワ。

アーモンドクリームがどっさり入ったパイで、中に陶器の小さな人形が隠されていて、

それが当たった人は王様になる、と言うものです。

どこのお店にもこんがりと茶色く焼けたガレットがずらりと並び、

アーモンドとバターの香りが溢れています。

・・・胃を休めるのはもう少し後になりそうです。


今年最初の週末、年末からの疲れも溜まっているかもしれません。

ゆったりと、胃に優しい週末をお過ごしください。






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