こんにちは、井本整体フランス支部です。
ここ数年、料理雑誌を眺めていると、
日本食のメニューや食材をよく見かけます。
お醤油、お味噌、抹茶はもちろんのこと、
煮込みうどん、天ぷらそば、ゆずケーキ、、豆腐ステーキ、
スープから作るラーメンのレシピまで掲載されていたことがありました。
もちろんフランス流にアレンジされていることが多く、
手に入りやすい食材を加えて、日本のレシピとは一味違う
斬新な組み合わせでまとまっていると、ちょっと試してみたくなります。
雑誌にはレシピだけでなく、みりん、たまり醤油、麹、わさび、味噌、日本酒などの
特集が組まれることもあり、フランスの地で、日本の職人さんが日本酒を作っている姿が
おしゃれな角度から撮影された写真ともに掲載されていました。
雑誌にこれだけ日本の食材やレシピが掲載されていると、
なんだかとても嬉しくなりますね。
きっと10年、20年前は、ここまで広まっていなかったと思います。
今でこそ日本食レストランも増え、お醤油もわさびもスーパーで買うことができて、
最近ではもやしや椎茸まで見かけるようになりましたが、
昔は「焼き海苔?なんだこれ?」という感じだったのではと想像します。
良いものはきっと、国境を超えても受け入れられて、
それが五感に残る刺激を与え、少しずつ広がっていったのでしょう。
食べるということに国境がないように、
健康ということも国境を越えるものなのかもしれません。
体の特徴は違っても、仕組みと機能はインターナショナル。
どんな国でも、どんな環境でも、国境を超えて寄り添い、
困ったときには必ず差し伸べる手がある、それが人体力学のすごいところなのではないでしょうか。
人体力学がフランス人にも寄り添えること、そんなことを伝えながら、
少しずつ広がってくれることを願うばかりです。
さて、近所のアジア食品店には日本食を求めにくる人をよく見かけます。
「味噌汁を作りたいんだけど、出汁はどうやって使いますか」と質問されているお母さん。
慣れた手つきで日本の缶ビールと冷凍枝豆をレジに置くおじさま、
「寿司に使うお酢はどれですか」と巻き簀を片手に尋ねるカップル、
「そばは体にいいのよ」とおしゃべりしながら品定めをするマダム、
そしてもちろん、納豆やパン粉、大根に白菜、冷凍うどんを求めにやってくる日本人の方々。
お店を後にする人の顔は、なんだか嬉しそうな方ばかりです。
今年もあと1ヶ月、空模様も冬本番となってきました。
皆様もお出汁の香りが漂いそうな温かい週末をお過ごしください。
Comments