少し前に、「一気に涼しくなって・・・」と書いたばかりなのですが、
週末からうって変わって、また気温が30度を超える様になりました。
数年前まで、9月に入ればもう長袖、という印象があり、
今年は2週間ほど前の寒さもあって、夏物をすっかりしまっていたのですが、
慌てて引っ張り出しました。
昨日は湿気は少ないものの35度近くになり、夜はエアコンをつけました。
エアコンと言えば、フランスにはまだまだ定着はしていない様です。
石造りの家のため、暑い日は涼しさを逃さないために、
窓と雨戸を締め切ってしのぐ、というのがフランス流らしいのですが、
レストランや、昔ながらのホテルにもエアコンがないところが多く、
最近の湿気を伴う暑さが開けっ放しの入り口から容赦無く入ってきます。
今年の夏に行ったピザのレストランでは、エアコンがない上に、全開の窓、
自慢の釜戸から来る熱気で、汗をかきながらマルゲリータを食べることに。
今回のマスクもそうですが、エアコンもフランスではまだあまり馴染みがない様です。
室外機のある日本スタイルのエアコンを個人宅に設置することはほとんど見たことがないですが、
大きなチューブを窓から外に出すタイプのものがここ数年購入する人が増えている様です。
チューブを出すために開ける窓から熱気が入るので、効率がいいのかわかりませんが、
今年はそれでもエアコンあってよかったーと思う日がたくさんありました。
とあるインドカレーのレストランでは、入り口のドアからチューブを出してエアコンを
つけていました。音もかなり大きいのですが、涼しいところでカレーを食べられたことに満足。
背に腹は変えられませんね。
我が家もチューブ式のエアコンを使っていますが、室外機タイプのものにしたいなーと思っていたところ、なんとこのレジデンスはエアコンの室外機設置が禁止だということがわかりました。
バルコニーの景観が悪くなるからというのが理由です。2003年の猛暑の時に、エアコン設置の許可を求める案を、住民がレジデンスの組合に提案しましたが、見事に却下されたそうです。
いつか許可が降りるときが来るのでしょうか・・・。
本来「夏は終わり」という時期ですが、油断しないで過ごしたい一週間です。
「1900年以降の標準からの平均気温偏差」(仏政府エコロジー移行省HPより)
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