こんにちは、井本整体フランス支部です。
先日、娘が「上の前歯が抜けた!」と抜けた歯を手のひらに乗せて走ってきました。
私が子供の頃は、歯が抜けると、上の歯は軒下へ、下の歯は屋根の上に投げて
いたように思いますが、こちらでは抜けた歯を枕の下に置いて寝ると、
寝ている間に歯の妖精が回収にきて、代わりに硬貨を置いていく、という慣習があります。
地域や時代によって違うのかもしれませんが、昔はどうやらネズミだった模様。
それがいつの間にやらかわいい妖精に変化しましたが、
硬貨を置いていく、というのは変わらないようです。
夜、いそいそとむき出しの歯を枕の下に置いて娘は寝ました。
ところが妖精の方も、そのことをすっかり忘れて早々と寝てしまいました。
翌朝娘が低めのトーンで「妖精来なかった」と報告。
でも娘はもう7歳、サンタクロースも歯の妖精も目の前の私が担っているということを
完全にわかっています。
「あらあら、妖精さん忙しかったのかしらねー」と言うと、
抜けた歯を差し出して「2ユーロちょうだい」と一言。
え、前回まで1ユーロじゃなかったっけ?!値上げされている!
仕方なく、財布から2ユーロ硬貨を出して、抜けた歯と交換。
妖精が舞うお伽噺な感じはゼロ、ただの取引となりました・・・。
歯といえば、東京本部の伊藤先生が執筆された先日のメールマガジンには
歯ぎしりのことが書いてありました。
「歯ぎしりは肋骨がこわばっている時」
時々歯ぎしりの苦情をいただく私も反省しきりです。
私の母も「もうお父さん歯ぎしりがうるさくて」とよく言っていました。
肋骨や大胸筋などをきちんと緩めることは、
質の良い睡眠には本当に大切なことなんですね。
そんな父、ある日電話で、「なんだか最近歯が痛くてさー。虫歯かなぁー。」と報告が。
・・・でもよーく考えたら、父はほぼ総入れ歯。
残り少ない歯が抜けたらぜひ妖精に来てもらいましょう!
それでは良い週末をお過ごしください。
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