こんにちは、井本整体フランス支部です。
秋本番の気温と空模様が続いていますね。
セーターに薄手のコートを羽織り、
お店に行くと、飾り付けはかぼちゃ溢れるハロウィーン。
そっか、月末だしハロウィーンだ、と思っていましたが、10月は始まったばかり!
寒さと飾りに惑わされ、1ヶ月ほど勘違いしてました・・・。
この時期になると、林檎畑が一斉に色づきます。
りんごはそのまま食べることしか知りませんでしたが、
フランスに来てからりんごを使ったお菓子がとっても好きになりました。
りんごを煮てすり潰したものに砂糖を加えたCompote de pomme、
調理したりんごをパイ生地で包んだChausson aux pommes、
バターと砂糖で炒めたりんごを敷き詰め、パイ生地をのせて焼くタルトタタン、
そしてりんごの煮汁を砂糖と煮詰めて作るGelée de pommes・・・
考えただけで甘い香りが漂ってきそうです。
このGelée de pommes、りんごのジュレを初めて食べた時は感動しました。
農場を経営する知人の手作りジュレだったのですが、
グリルした田舎パンにたっぷりのバターと一緒に食べてもよし、
ヨーグルトやフロマージュブロンにかけてもよし、
そのトゥルトゥルっとした食感と、口いっぱいに広がるりんごの香りにすっかり魅了されました。
レシピ教えて〜とお願いすると、
「庭のりんごの木の下に行って、落ちてるりんごをまず拾って。
傷んでなかったら完熟だから最高よ。足りなかったら枝をゆすって落とせばいいわ。
材料はりんご10キロ、砂糖6キロ・・・」
スケール壮大、ハードル高しです・・・。
確かに、特に田舎の方では、庭にりんごの木がある家が少なくないのかもしれません。
昔、庭の柿の木からおやつに柿をとっていた感じでしょうか・・・。
我が家には庭もりんごの木もありませんが、それでもどうしても作りたいと思い、
数年前から農場のりんごを収穫して、大幅に規模とレシピを縮小してジュレに挑戦しています。
知人のような素朴でそれでいて甘さと優しさが溢れるジュレにはまだまだ程遠いですが、
10年後ぐらいには「これだ!」と思うジュレができるように、
今年もりんごの収穫に行ってきます!
収穫の秋、食欲の秋、皆さまも秋の味覚を楽しみながら
素敵な10月をお過ごしください。
それでは à bientôt !

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