花粉飛ぶ春の始まり
- 井本整体フランス支部
- 3月18日
- 読了時間: 3分
こんにちは、井本整体フランス支部です。
先日ラジオを聞いていた時のこと。
パーソナリティーとゲストが何やら鼻息も荒く話していました。
フランスでよく見かける、同時に数人が話す興奮した雰囲気です。
電話で複数の専門家にも繋がり、ラジオから伝わる熱量がぐんぐん増えています。
よく聞いてみると、テーマは「花粉症」。
登場した専門家によれば、2050年、世界の人口の半分が花粉症になるとのこと。
それは大変だ!ということで、他の専門家に対策を聞いています。
病気の一種と捉え、薬の早期開発を望むしかない、
ビタミンをより多く摂取した方がい、
穀物はなるべく控えた方がいい、
それじゃ治らないから、寒い地方に引っ越した方がいい、
いやいや、毎日スプーンいっぱいの〇〇を摂取するのがいい
議論は白熱し、なんだか大きな大戦が起こっているような勢いです。
確かに「花粉症」という言葉を耳にしてから、2,30年ほど経つでしょうか。
この時期になると、「目が痒い〜くしゃみ止まらない〜」とぐしゃぐしゃになっていた友人を思い出します。本当に辛そうで、なんとかならないものかと思っていました。
ところで、井本整体を知ってとても良かったと思っていることの一つ、
それは、何か体に問題があっても、慌てず、原因はこの体のどこかにあるのだから、
言い換えれば、それを整えればなんとかなる、というこれ以上ない安心感です。
頭が痛い、気持ち悪い、吐き気がする、手が痺れる・・・
症状があるときは本当に辛いのですが、
じゃあ蒸しタオルをしてみよう、あ、あの体操をしてみよう、
それでダメなら操法を受けて体を見てもらおう、と
自分なりにできる対策が頭に浮かび、慌てたり、不安になったりすることなく過ごすことができます。
先日も、左手、左腕の痺れが止まらなかったり、
吐くほどの頭痛に襲われて困った日が続きました。
疲れや腕の使いすぎで肋骨が落ちてしまったのかな、
それとも目の使いすぎで頭が疲れているのかな、
肋骨落ちてる感じもするし、心臓に負担がかかって血流が悪くなっているのかも知れないな・・・
日頃の行いや体の使い方を振り返り、体操をしたり、蒸しタオルをしたり。
気がつけば手の痺れも1週間ほどで消えていましたが、
何よりちょっと不調があっても心穏やかに過ごせる、
それがとても嬉しいことと感じます。
(もちろんどうにもならない時もあるので操法を受けてしっかり指導をしてもらっていま)
『免疫力学』(井本邦昭先生著)を見てみたら、
92ページにありました、「花粉症」。
「花粉症は、体が季節に対応しきれずに起きる症状と考えます。」
人の体は季節に合わせて変化しており、春先は汗をかきやすい緩んだ体へと変わる時期。
その時に、変化が腰から背骨に沿って順番に緩んでいくため、
途中で負担がかかっている箇所にさしかかると、そこを緩めるために
咳やくしゃみが起こる・・・
気候も体も変化が色々起こる時期。
新緑が芽生え、小さなピンク色の蕾が開き始める、生命力に溢れる時期でもあります。
春の陽射しを楽しみながら、自分の体にも目を向けて
日々を過ごそうと思いました。
それでは à bientôt !

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