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  • 執筆者の写真井本整体フランス支部

冬時間の誘惑

こんにちは、井本整体フランス支部です。


五日前の日曜日、フランスは冬時間に変更になりました。

毎年一瞬頭がこんがらがってしまうのですが、

土曜日の朝7時は、変更後の日曜日にはまだ朝6時。

日本との時差は8時間になりました。


冬時間に変わる日が近づいてくると、よく耳にするフレーズがあります。

「やった!日曜日は1時間長く眠れる!」


10月も後半になると、日の出もどんどん遅くなり、朝の気温は5度前後。

薄暗い朝目を覚ましても、温かいベッドが気持ち良すぎて起き出すのが億劫に。

そんな時の冬時間への移行は、何だか1時間得をしたような気分になるものです。


ぬくぬくもそもそとしているうち、ふっと二度寝、なんてことも・・・


昔は朝特に予定がないとついつい「昨日は疲れていたんだからもうちょっと」と言い訳をしては

二度寝をしていたこともありました。

ところが二度寝の後、不思議と起きた時にスッキリしていない、

むしろ変な夢を見たり、余計に頭が重くなっていたりしたことを覚えています。

長く寝た方がお得なつもりでした二度寝でしたが、体はますます重い感じが。


『実践!整体法入門』(井本邦昭先生著)の中で、二度寝について書かれていました。


「二度寝とは何か」

「目覚ましに起こされない目覚めを」

「二度寝はなぜいけないか」

「二度寝をすると生活もたるむ」


サブタイトルだけでも、二度寝が良くないと言うことが十分に分かります・・・。

読んでみると、どうして二度寝が悪いのか、二度寝の体への影響から、

自力で起きることがもたらす心身に対する信頼感まで、

二度寝をしないこと、整体生活の実践おける目覚めの大切さが

びっしりと書かれています。


時計を見ては「あ、まだあと10分寝れる」、

寝る時間が少なかったりすると「あ、昨日はあんまり寝なかった。今日は早めに寝よう」、

夜中に何度も起きたりすると「わ、今夜は眠れない。明日は昼寝しなきゃ」、

あまりに熟睡できない日が続くと、「枕変えてみようかな・・」なんてあれこれ思案したものです。


昔の自分に読ませたら、きっと布団を頭からかぶって不貞寝していたかもしれません・・・。


ところが、一日良く動いてぐっすり眠ると、少々睡眠時間が短くても

爽快に目覚め、心身共に充実した日を過ごせることが分かりました。

それは頭であれこれ考えない子供を見ていてもよく分かります。

一日中よく動き回り、エネルギーを使い切って夜を迎え、

どんな格好でもよく眠り、夜中に起きることなく、

朝目が覚めるとすぐにベッドから飛び出して、何かし始めるのです。

だからといって疲れすぎても逆に眠れなくなることがあり、目覚めもスッキリしないこともあります。

眠りと目覚めは奥が深いですね。


質の良い睡眠と爽快な目覚めは、整体生活には欠かせません。

たかが二度寝、されど二度寝。

冬時間の誘惑に負けないよう、今夜はもう一度二度寝について読み直してみようと思いました。


秋の夜長、皆様もよく働いた体と心を読書でリラックス、というのはいかがでしょうか。

良い睡眠に良い目覚めで、どうか素敵な週末をお過ごしください。












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