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床に横たわる父の人体力学

こんにちは、井本整体フランス支部です。


先日写真の整理をしていると、昨夏の日本の写真が出てきました。

実家でなんということのない瞬間を撮ったものが多く、

その一枚の写真の中に、床に大の字になって昼寝をしている父の写真を発見。

絵に買いたいような大の字で、脚は外側に広がり、

足の小指がほぼ床についた状態で、つけっぱなしのテレビの前で寝ている写真です。

以前釣りをしていた頃は、夏になると日焼けでサーファー並みに真っ黒。

「夏に床で寝られると、フローリングとの境がわからなくて踏みそうになるわ」

と失礼な母。

色の黒さもさることながら、足のO脚ぶりもなかなかのもので、

これも以前ダンスをしていた時に、

「ちょっと!脚ピシッと締める!脚の間から向こうの景色が見えてるわよ!」と

ダンスの先生に怒られていてた父でした。

今は釣りもダンスもやめましたが、O脚の脚を踏ん張りながら毎日庭仕事をしている90間近の父。


夜になり、そうだ、体操しようかな、と床にゴロンと横になってみると、

左足の方が右足よりも外側に倒れていました。

「あー、こういうの、左右差なのかなー」なんて思っていましたが、

ふと、昼間見た床に寝ていた父の写真を思い出しました。

そういえば、脚がもっと開いてて、足の小指が床につきそうなぐらいだったような。

自分の足をもう一度見ると、そこまでは開いていません。

え、父の方が体が柔らかいってこと?どうやったら足の小指が床につくんだろう?

気になって、足の小指をつけようと試してみました。

すると自然に、腰のアーチを消すように、腰が足の方向に落ち、さらに膝も自然に外側に開き、

それにつられて足首がグッと外側に倒れて小指が床につきました。


「わ、小指ついた!」

でもあまり快適ではなく、なんだか道にへばりついたカエルのような気分。

そこで腰を入れて、消していた腰のアーチを戻してみると、

その動きと連動して、自然に脚が内側に旋回し、膝も足の指も内側にピシッと戻ってきました。

再び腰を落とすと、膝が連動して外側に、足も外側に倒れ・・・

操り人形のように、腰につられて勝手に下半身がこんなに動くのが面白く、

しばらくこの動きを続けてました。


後日オリビエ先生に「こうすると小指がついたんですよ!」と

小学生のようにキラキラした目で報告してみるも、

「もちろんです、それが人体力学ですから。というか基礎の基礎です」と冷ややかな目(^^;)

本の中で何度も見ていた腰のアーチの大切さや悪い動きの連動、

もう何度も何度も目にしていて、わかったつもりで体操をしていました。

でも今回自分で発見できたのが面白くて、なぜかとっても感動して、

これから体操する時は、もっと能動的に、もっと力学を体で感じながら出来そうな気がしました。


床にひっくり返っていた父は改善点が多々あるということになりますが、

おかげで腰の人体力学を体感し、ググッと身近に感じることができました。

引き続き腰を入れて頑張っていきたいと思います!


それではà bientôt !









 
 
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